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About

オンスクリーンのデザインを中心に制作をしています。手を動かして、試行錯誤の中から最適なものを選び、提案できるように心がけています。見慣れているやりかたを関係のない領域で適用してみること、物事をなるべく水平に見ることで既存の制作の可能性を広げること。与えられた場所にある素材を生かして作ること、ありあわせのものでその場しのぎで作る工夫、持っている特性や条件をそのまま使ってみる、ブリコラージュする。抽象的な考えを売るのではなく、具体的な作ること、素材の中で考える。実践的知性を大事にする。作ることを提供するというシンプルさを忘れないようにしたいです。
デザインやWebの業界の意見や正しさに流されずに、自分で物事を判断できるようになりたい。業界の正当や本流である必要は全くない。自身の良いと思えるものを誰かに紹介するような気持ちで仕事に取り組みたいと考えています。表現はある文脈の中でのみ通用するのではなく、幼少期にドラゴンボールを読んで面白かったことのように誰にでもひらかれたものであることが理想です。
AIの台頭によって方法は変化していく中で、デザインや実装について研究をして成果物によって貢献することができできればと考えています。
無意識に届くもの、無意識で感じるものを大切にしたい。合理性の枠の中に収めてそこの中だけで作ることをしたり、それ以外を見ないようにするのではなく、なんか気持ち良いなとかなんか気持ち悪いなと小さく感じるセンサーを大事にすること。人々の共感を生み出すものはそこに隠れていると思うからです。
適当に、考え込まずに肩の力を抜いて何かのプロになろうとせずに試行錯誤を続けていければ良いなと思います。

まず、色を置いてみる、形を作ってみること、素材の中にある特性を活かす。うまく行かなかったパターンの意外性を面白がる。新しいソフトウェアやプログラミング言語を一旦試してみる、手を動かすことの中にある知性を大切にしています。生活の中で気づいたことを自然に仕事に取り入れてみる。やったことのない取り組みを試す中で、新鮮な断面が現れてくる。

デザインを仕事にしていると、同業者の中での価値判断というい軸が大きくなり、美的な方向であったり、アイデアの方向であったりがデザイン自体に寄ってしまうということがある。そうではなく、あくまでも普通の人々が好むようなものを目指したい。それは、仕事によって種類が異なるかもしれないが、例えば、自身の中にある小学生の頃かっこいいと感じたもの、センスという言葉で抑圧された何かを引っ張り出して表現の中に入れる。ポップカルチャーのような親しまれてきたトーンで作る。

頼まれていないことを先に作ってみる。他人のアイデアや取り組みに触発されながら、模倣でも未完成でもスケッチをいくつか作っておく。日々の日記を書いて、そこにアイデアのやりたいことの萌芽を見出す。そこから、いくつか試してみる。失敗をする。無数のスケッチや散文こそが仕事である。その材料の中から組み合わせるようにして、頼まれた仕事を作り上げる。

時代を超えて参照される表現。時代の中で何度も乗り越えられてきたはずなのに、いまだに多くの人の関心を惹きつけるようなもの。それらは、多くの人の中にある何かに触れることに成功している。年齢や属性を限定せずに誰にでも開かれた表現であることも大切だと思う。そのために、絵画や哲学、音楽やゲーム、アニメーションといった現代のクラシックを参考にする。そういった普遍的なものにどうやったら近づけるのかを考えながら制作をしています。

制作において考えてることのメモ

  • 完成度よりもアイデアを込める
  • 構造を観察して、それらを響かせるようにものを作る
  • 一つのシステムやオブジェクトを作ったら、他の使い方を探って最大限に活かしてみる
  • ある規範に近づくことを良しとしないで「出来ないこと」を楽しむ
  • シンプルな構成にすることで手を入れやすくしておく
  • 画面単位ではなく、ページ遷移をした際の手触りや感触を作る
  • にじり寄るように作る
  • スケーターがただ楽しんで乗るように絵の練習をする

Profile

志村 徹朗

志村 徹朗

武蔵野美術大学卒業。ユニバ株式会社にてエンジニアに囲まれた環境でメディアアートやデザイン、プログラミングを学びながら働く、Semitransparent DesignやOK Focusといった事務所に衝撃を受ける。千葉雅也の「クラウド化するギャル男──「ギャル男ヘア」の成立をめぐる表象文化史とその批評的解釈の試み」という文章に衝撃を受けて、哲学書を読み始める。日本デザインセンターで、専任のエンジニアがいない環境になり自分でコードを書こうと思い立ち、webサイトの実装から、アートディレクションの仕事をやる。デザインセンターは、白ひげ海賊団のようだなと思う。独立系タイプファウンダリの流れについても、調べ始めて自分でも書体制作を始める。IN-FOCUS株式会社を経て独立。Webやグラフィックに自分が見聞きしたあらゆるアイデアを注ぎ込もうと日々奮闘しています。

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